10-12月には飼育試験が多く行われます。この時期はいろんな方からの依頼やもちろん自分たちの試験もあり、たくさんの作業があります。
まずは先週の金曜日。午前中はレモンの取組をしている広島県大竹市阿多田島から送られたサンプルの計測。それは担当学生に任せて、飼育施設に移動し、地域志向研究のサンプルをマダイから採取。
午後からは共同研究先との研究開始。ブリの粘液細胞を観察する予定です(写真)。いろんな場所から組織を採取し、切片を作って観察します。サンプルを採取した後は、飼育試験用に2kgの魚を計量して、水槽に分けていきます。大きくなると麻酔も効きにくいし、重いし、暴れるし結構大変です。3年生3人には早速活躍してもらいました。女子学生がブリのたくさん入った網を普通にあげられるようになっていることに驚き。(たぶん6-8kgはあると思う)
週が明けて月曜日。別の共同研究先の試験終了日。午前の授業を終えてから採血や計測。この時も同じ女子学生が20kgの餌袋を2袋(40kg!)同時に持って運び、共同研究先を驚かす。良い意味でギャップがあるのは素敵だと思います。
ご両親へ、ご息女はこんな形でもたくましくなっております。
ご両親へ、ご息女はこんな形でもたくましくなっております。
火曜も作業は続きました。
そして火曜午後には共同研究者とともに大分県へ。
水曜日は大分県佐伯市農林水産研究指導センターへ移動。低魚粉やら発酵ショウガ粉末試験のサンプリング。自分の施設では無いので、勝手が異なり少々戸惑いつつ、昼過ぎには終了。大分では魚を食べたいと思いながら、やっぱり鳥を食べてしまう。とり天、美味しいです。別府はいつも素通り。いつか温泉へ行きたい。
大分県、もうちょっと関アジ・関サバ以外の魚もアピールしてほしい。
木曜日は小休止。金曜日は朝から餌作りと、月曜に終了した試験水槽を洗って、次の試験に向けて1.1トン容水槽を運び入れ。今年の御願いされている飼育試験は、あと3つ。
今年はかなり飼育試験を多く受けすぎました。施設の運営費を捻出するために引き受けてきましたが、個々の企業の要望が多くなったこともあり、今年度は本当にしんどいです。来年度からは最低限に減らして、実験と教育・論文書きに注力したいと思います。
週明けは、阿多田島でレモン関係の打ち合わせ。そして11月は学会2件。
研究室一同ハードな日々を送っております。
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