サバゴサンプリング

サバの稚魚です。なかなかの柄模様です。


今年は、モジャコが不漁のため、まだ導入ができておりません。

最近、サバ等の養殖の問い合わせも増えており、サバ・アジ等の養殖魚としてのニーズが高くなってきていることを感じます。
そこで、水槽にも余裕があることから「サバ」と「マアジ」を当研究室の施設で飼育できるか確認することにしました。

稚魚の捕獲方法は、サビキ釣りです。
ちょうど飼育施設の近くにサビキ釣りができるポイントがあるので、総勢5名で出撃しました。

ちょうど群が入ってきており、サバの稚魚(マサバかゴマサバかは不明)をメインとして、マアジ稚魚、トウゴロウイワシ、サッパなどが釣れました。

釣っては魚を運ぶという作業を2度ほど行いました。

今日の午前中だけで100匹弱釣ることができましたので、飼育に問題がなければ、あと2,3回の釣りで飼育試験も可能な尾数になります。

まずは大きくできるか試しに飼育を行い、そして食べます!

ここからはぼやきです。
海洋生物生産学コースの学生というと、釣り好き!魚好き!といった学生が多いと思われるのではないでしょうか?
それが意外とそうでもなく、教員側も驚く事が多いです。

今日も2名はろくに釣りをしたことがないとのこと。
海洋生物生産学コース=魚好き となる必要はないのかもしれませんが、
世間から見たら、ちょっと期待外れになってしまうでしょうし、
魚に関する知識が乏しいなら、高知大の教育に疑いを持たれかねません。
なので、もう少し勉強や研究以外の事でも、水産に関わること(釣りなど)に積極的に参加するようにと苦言を呈することになってしまいました。

当人達は楽しそうだったので、これからは率先して活動してくれることを期待しています。最近、釣りに限らず野外活動の経験が少ない学生(男女とも)が増えています。見ていて本当に不安になるケースも多いです。BBQの火付けや準備ですら、見ていて不安になります。

どうか父兄の方もできればお子様に勉強だけでなく、そういった経験もさせてあげてください。それがお子様の人生を豊かにすることにつながります。

トウゴロウイワシです



トウゴロウイワシです。内臓が透けて見えます。

サッパです。寮生のお食事になるそうです。

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