モジャコ搬入

今日は朝からモジャコ(ブリの稚魚)の搬入を行いました。

今年から人工種苗に切り替えました。
というのは、昨年度、天然モジャコ漁が不漁で導入が随分と遅れ、
飼育試験に支障をきたしました。

高知県ではモジャコ漁が盛んであるため、
地元に貢献するためには天然モジャコを使った方が良いのかな?とか、
人工種苗だと特定の系統になるので、ブリ全般に試験結果を反映できるのか?とか
心配はありますが、試験を予定通りに行う事を優先しました。

今回はアーマリン近大さんからの購入です。
いろいろと無理を聞いて頂いたおかげで、
理屈上は感染症の原因となる菌・ウイルス・寄生虫を保有していないはずです。
病魚・寄生虫等の発生が試験の大きな妨げになるので
これらを避けられるだけでも人工種苗の使用は私にとって大きなメリットになります。

遠く和歌山県白浜から運ばれてきた稚魚です。
病理学研究室の学生が運んでいます。(この時、栄養研はすでに搬入を終了しています。)




ちょっと見えづらいですが、活魚車の横には小窓が付いていて、
このように中を覗くことができます。

水槽に移したモジャコ達です。
大きさは5 cmくらいでしょうか。
病気が発生しないように擦れに対しての投薬を行っているため、水が緑色になっています。
【養殖場ではこのような投薬を行っていませんので、ご安心を!】

明日から餌やりを開始し、早ければ2週後から試験開始です。
今年度は飼育試験を早くはじめて、早く終了させるという計画です。

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