モジャコ搬入

昨日は、本年度試験用のモジャコの搬入でした。
昨年度は、4月26日に搬入していましたので、1ヶ月半遅れの搬入です。
今年、高知県のモジャコ漁解禁はとても早かったのですが、予想外の不漁でした。
そのため、魚を集めて頂くのに時間がかかってしまいました。

うちの研究室は陸上施設での飼育になりますので、魚の搬入は活魚車で行います。
大きいトラックで運んでもらっています。


車が到着したら、いよいよ水槽に移動します。
数を数えながら、バケツに50匹ずつ入れていきます。
それをバケツリレーで施設内の水槽まで運びます。

魚は密度を考えながら、1.1 t容水槽へ収容します。
今回は全部で16タンクに分けました。
小分けにすることで、全滅のリスクを避けたり、世話をしやすくしています。

後は病気がでないことを祈るばかりです。
深田雑記:学生を見ていると魚の飼育には向き不向きがあるように思います。
どこが大事なポイントなのかを見定めたり、水や魚の状態を色、動きから判断したり、
揚水ポンプの調子を耳で聞いたり、時には鼻で異臭を察知したりと五感をフルに使います。そういった能力と魚を飼う意識(殺さないという気持ち)が揃ってはじめて飼育を上手にできるような気がします。研究室だと初めの年になんとなく、2年目にはかなり決定的に判断できます。たいていは修士2年目になると、リーダーシップを発揮し、緊張感をもって対応してくれることがほとんどでした。これに性別は関係無く、その個人個人の能力と意識が反映されます。魚好き=飼育が上手の関係は必ずしも成立しませんし、とても真面目(予定を守る)ということが最も良いという選択にならないこともあります。やはり状況をきちんと判断できる知識と経験、そして行動する決断力・責任力が最終的には重要の様です。


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