日本水産学会秋季大会(水産増殖懇話会)に参加して


9月22-25日に東北大学川内キャンパスで開かれた水産学会に参加してきました。

3つの学会が同時開催であり、シルバーウィーク、Blast Arashiと重なったため、ホテルがなかなか取れなかったようです。新幹線で福島のホテルから通った方も居たようです。

そのため参加を見合わせた方も多く、演題は少なめに感じました。

私は写真右側の懇話会で発表をしました。
エリア毎の発表でしたが、産学官連携の様々なステージにある方々の発表を聞くことができて勉強になりました。私も取り組み方を改めた方が良いのかもと思いました。

それと、どこのエリアでも大学や地域が地元の振興や連携を考えていることがわかりました。

私が柚子鰤王をはじめたころは、大学が法人化された直後であり、大学の教員が外にでて連携をするといった行動にはまだ賛否があったように思います。

今では連携が当たり前になっており、地域でも大学でも連携が速やかに進むような準備がきちんとできているように思いました。

早くはじめたせいか、いろいろと資金や連携の面で苦労をした柚子ぶり事業ですが、今年は生産・販売の再開の予定です。広島からもあたたハマチtoレモンが販売されます。この2つのブリをきちんと成功という形に導くために、もう少し地域の皆さんとがんばります。

来週の高知大主催の会議には、研究室の柚子ぶりを提供することになっています。

この時期は香りがつきにくく、香りをつけるため果汁をたくさん添加すると魚がやせるというジレンマの下、生産をしています。試食ではとりあえず香りはわかりました。味はやはり脂が足りませんが、こればかりは水温が26度もあるのでどうしようもないです。あと数日でどれだけ脂と香りをのせられるかの勝負です。

明日もたくさん餌を食べて貰います。



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