水族栄養学実験【深田担当分】

学生達にあげた魚たちです。こんなに魚が貰える実験なんてそうそうないぞ。
本日で、もじゃこの餌やり・計測が終了しました。

その後、学生達にマダイ1kg程度とツバスを自分達で網ですくい、しめるという条件であげました。

餌止めもきちんとしていてそこそこ美味しい魚達です。前回は23名でツバス200匹くらいを持って帰ったので驚きましたが助かりました。

実験そのものが一番大切とは思うのですが、やはり海洋コースに来たなら、魚を上手にすくって、しめられる事は必要だと思っています。今年は魚取りをしたことが無い学生が多いようで、網を2本渡しても1本で取ろうとしたり(2本で挟み撃ちが基本)していました。そして非力、がっかりするくらい非力。

魚をすくうという作業でも、頭の善し悪し、経験の有無が出ます。

魚しめも理屈とともに実演をして教えました。興味がある学生、釣りをして上手くしめることができていなかった学生にはとても勉強になったようです。授業や実験よりも、魚をしめた瞬間が一番、尊敬のまなざしを感じたのは気のせいではないと思います。



しめた後は、血抜きの指導をしました。これが鮮度の劣化速度を決めます。先週のブリをしめたときにそれを実感できたようで、今回はかなり真面目に血抜きをしておりました。エラをしきりにチェックする姿はなかなか良かったです。

机の勉強でわかったつもりになっていてもできないことが多々あります。できるようになるには何事も恥をかいたり、叱られたりしながら経験するしかありません。

学んだことを実践できるようになるには、意外と努力が必要ということがわっかって貰えれば嬉しい限りです。
そして、連携作業をきちんとするとなると簡単なようで難しいのもわかったのではないでしょうか。全員が全体を把握して、自分の役割を考えなくてはならないですから。

あとは持って帰った魚を美味しく食べてくれれば満足です。





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