手作り網


 暑い日が続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私たちの使用している魚の飼育施設は屋内にあるので、直射日光は避けることができます。しかしながら、水槽が沢山あるので、湿気はいつも高く、気温も40度近くなります。餌やりの30分程度でTシャツは汗でびっしょりです。

写真は、手作り網です。今週に大きなサンプリングがあり、直径6mの円形水槽中の魚を一度に捕まえられる大きな網が必要になりました。前もって注文していたのですが、網会社にご不幸があり、生産が間に合わないと連絡を頂き、身近な材料で急遽、網を作りました。
 
 高さ1m、長さ7mの害獣防護ネットと鍬(クワ)の柄(2本)をホームセンターで購入
 鍬の柄にドリルで穴を開け、ネットを糸で巻き付け
 ネットの浮上防止のために、底側には鉛のおもりをつけた細い塩ビ管を配置
 ネットがたわむのを防止するために、ネットの上側にペットボトルの浮子を配置

 一見すると産業廃棄物のように見えますが、試験操業をしてみたところ、その機能は十分でした。見た目は悪いけど、サンプリングでは活躍してくれるはずです。

困ったことがあっても知恵とやる気さえあればどうにかなるのですが、こういったことは言葉では伝わらないので、やってみる(みせる)というのが大事だなと思っています。学生達には社会に出て、「できません」と簡単に言わない人間になって欲しいです。

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