2012年

飼育施設です。
 先ほど今年最後の餌やりを終えました。今、残っている魚はマダイ400gくらいが、300匹程度、もじゃこ(ブリの当年魚)が400匹程度、ツバスが20匹程度、クエ・イシガキダイなどが10匹前後です。魚の数は少ないのですが、飼育試験中を行っているため、タンク数は多いので、小一時間かかってしまいました。今年の飼育は、比較的順調でした。最後の年を迎えたヒラメの放流事業も無事に終了し、香南市との連携も今年度で一段落です。今は次年度から利用に向けて協議中です。この飼育施設があることで、他大学よりも身近でいろんな試験ができたり、企業等からの受託研究を引き受けることができます。魚の餌を開発したり、体の仕組みを解明するには、ある程度の大きさの飼育施設が必要です。メダカ等の小型魚を用いて研究する方法もありますが、実用化が身近にあるこの分野では、実際の海産養殖魚を対象として研究をする必要があります。
 この施設を利用させていただけることは、研究室の強みなのですが、維持をするのは資金面でも管理面でもつらいことが多いです。来年は、この状態を好転させるためにいろいろな取り組みを始める予定です。
 学生達や自分自身がが安心して研究に専念できる状態を作るために、来年もがんばろうと思います。

関係者の皆様、本年もお世話になりました。よいお年をお迎え下さい。(深田)
 

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