柚子の生産地

新工場です
  今日は、大豊町にあるJA土佐れいほくの柚子加工工場に行ってきました。柚子鰤王の生産にはこちらのユズ果汁等を利用させてもらっています。下の写真は、収穫された柚子です。これはB級品だったと思います。土佐れいほくの特徴としては無農薬での生産が多いことがわかりました。ただ、どうして無農薬になるのかの理由を聞いたとき、少し複雑な思いになりました。「限界集落」という言葉をご存じでしょうか?65歳以上の高齢者が、人口比率で住民の50%を超えた集落を指します。その言葉が生まれたのは大豊町だったと思います。柚子の実は木になり、枝にはかなり鋭利な棘があります。高齢の方にはそんな柚子に農薬を散布する作業も大変とのこと。柚子は比較的病気に強いので、結果として無農薬でも収穫できるとのこと。果汁を利用している側としては無農薬はありがたいのですが、いつまで生産が続くのかなとも不安になりました。高知では柚子栽培は貴重な産業の1つです。町が存続できるためにはこういった地場の物を利用した研究が不可欠だなと思った日でした。
http://tosa-reihoku.or.jp (柚子のサイト)
 ここ、大豊町では日本で唯一の発酵茶「碁石茶」も生産・販売しています。興味がある方は下記のサイトを訪れてみて下さい。

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