ヒラメ放流前の健康チェック

カメラのフラッシュに目を光らせるこの魚は何でしょうか?
よく見ると2種類の魚がいます。
 
 今年の6月から、ヒラメの放流前に粘液胞子虫(クドア)の検査が義務づけられました。クドアに感染したヒラメを食すると下痢などの食中毒を引き起こすそうです。詳しくは農林水産省ホームページ水産庁ホームページ(検査法)をご覧下さい。私達の放流用ヒラメもこれの対象となっていますので、今週はクドアが寄生していないかPCR法を用いて検査をしました。幸い、全て陰性で寄生がないことを確認できました。近年は食の安全に関心が高まったこともあり、生産側で様々な検査をしています。安全な商品を供給することは生産側の当然の義務であると思いますが、その検査費用は安くありません。検査費用という出費が増えても、今までより製品が高く売れるわけではないので大変なことは容易に想像できます。一方で、ヒラメの輸入時に課されていた精密検査が免除になるなど、矛盾しているような事例もあります。安全な食品を選ぶには消費者も賢くなる必要がある世の中だと思います。
放流を控えたヒラメです。検査の結果が陰性でほっとしました
 あと1週間でヒラメから解放されます。そしてこれが最後の放流事業となる予定です。上の写真の答えは「クエ」と「イシガキダイ」です。

コメント

  1. 国産は検査済み、一方韓○産はフリー。
    最近の厚労省の調査では、そのクドアに起因した食中毒の原因が韓○産ヒラメであってケースが多いことが分かりますね。

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