CREST公開シンポジウム

高知会館で行われたCRESTシンポジウムの一コマです。 
 深田です。私は平成21年度より戦略的創造研究推進事業(CREST)の研究領域:持続可能な水利用を実現する革新的な技術とシステム「気候変動を考慮した農業地域の面的水管理・カスケード型資源循環システムの構築」に参加しております。研究代表者は高知大学農学部 藤原拓先生です。詳しくは藤原先生のhomepageをご覧下さい。http://www.cc.kochi-u.ac.jp/~fujiwarat/newpage2crest.html  
 本事業のなかで、私は廃棄バイオマスの養殖魚飼料への有効利用を行っています。廃棄されるもののなかには有用な成分が残っていることも多いです。それを一括りに焼却処分するのではなく、使える物は適所適材で利用しよう、そして廃棄に伴う環境負荷を減らして水資源への負荷を減らそうというコンセプトです。これまでに、柚子果皮の利用やソウダガツオ煮汁などの利用を検討し、柚子果皮については実証試験までたどり着いています。 今回はこれまでの成果をシンポジウムで発表しました。成果を一般の方にも見て頂き、評価をいただけることは、自分の研究の社会における妥当性を知る良い機会になるので、こうした場を設けて頂くことは本当に貴重な経験となります。全体の発表も、私の発表もおおむね好評のようでした。今度は6月に東京でのシンポジウムが予定されています。私は東京でも発表予定になっておりますので、興味がありましたらお越し頂けると嬉しいです。
 6月に東京で開催されたシンポジウムも多くの方に参加いただきました。参加者の方々からのコメントを励みにこれからも本事業をがんばりたいと思います。ユズ果皮ペーストを利用した魚の生産については、今年度中に販売までこぎ着けたいと思っています。その際にはBlogで報告します!

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