柚子鯛王サンプリング

柚子真鯛が餌を食べているところです
 本日は研究室で飼育中の柚子鯛王(1kgくらい)のサンプリングをしました。柚子皮を食べている方が餌食いが良かったので、成長が良くなっていることを期待しつつ行いました。結果は真鯛であることと季節的に成長しにくい時期ですが、それでも柚子をあげた方が良いことがわかりました。春からは小さい真鯛を用いてもっとくわしく評価をする予定です。サンプリングした魚は各自持ち帰り、家で食べてみました。柚子をいれることで、やはり餌特有の油臭がマスキングされるようです。先週、現場試験で食べた柚子真鯛ほどではありませんが、なかなかおいしかったです。
 月末には卒業式です。今年は卒業式後のお祝いの席に、なんと柚子ぶり、柚子鯛王、土佐あか牛が準備されています。今年の修了生と卒業生が羨ましい限りです。香りに関しては時期はずれのため弱くなっていると思いますが、おいしいことには変わりないと思います。

 追記:ユズ香る魚をはじめてから数年経ちました。柚子鰤王(鹿児島県東町漁協&高知大学のコラボ)がおそらく初めての香る魚を商品化したものです。論文としても報告しています。今では、香る魚として、かぼすブリ(大分)、ミカンや柑橘類を使ったマダイとブリ(愛媛)、柑橘の鮎(山口)、柑橘類を使った鯛など(三重)が出てきています。最初は、いろんな方から少々小馬鹿にされた試みでしたので、こうして追従してくるケースが出てくるとは思いませんでした。柚子鰤王が一番なのに認知度が低いせいか、他のケースの報道で、はじめて香る・・・というフレーズを目にすることがあります。きちんと宣伝をしないと駄目ですね。今年はTwitterを導入してみようかと考えています。

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